よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

父子関係はぎこちない

子どもはいないのでよくはわかりませんが。
父子関係は母子関係にくらべてどこかぎこちなく見えます。

自分のからだから出てきた立場と、外で眺めていた立場ではずいぶん感覚は異なるでしょう。
男にとって、自分の子どもといえど、しょせんは他人という感覚があるような気がします。

最終的には親子関係というより、人間関係になっていくのではないかと思えます。
だのに無理矢理親子関係のイメージを当てはめようとしているのでぎこちなくなるんではなかろうかと想像しています。

逆にいえば、男はおそらく、自分の子も他人の子も同じように育てられるのだろうと思います。
だからむしろ、なんとか親子関係を作り上げようとするよりも、他人の子どもを育てているくらいの意識で接していった方がスムーズになれるかもしれません。

もっとも、大学のときの先生はこう語ってました。
恋愛も、結婚も、事前に想像していたこととそれほどの違いはなかった。
しかし、世の中にあらかじめ想像できないことがひとつだけあった。
それは子どもができることだ、と。
こんな可愛いものはいないよ、と。
親バカ。
ま、正直、ぼくにはよくわからんことです。

先生のお子さんは女の子でした。
男の子の場合と女の子の場合でも異なるかもしれません。