よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

エマ

『エマ・1』森薫エンターブレイン(2002年)


19世紀末ロンドン。
芦奈野ひとしヨコハマ買い出し紀行」と坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」の両方の雰囲気があるような。
あっさりした絵柄とほわほわした物語。

  • 19世紀末ロンドンの雰囲気
  • 眼鏡をかけたメイドさん
  • ヘタレな主人公
  • ゆったりした展開
  • 金持ちの世界
  • インドの王族
  • 抑制
  • 身分違いの恋?


エマに関する簡単なリストを下に置きます


【アル】ケリーとダグの古い知り合い。
ウィリアム・ジョーンズ】主人公。上流階級の青年。エマさんに一目惚れ。
【エマ】主人公。先生のとこの眼鏡をかけたメイドさん。すごくモテるがすべて断っている。なにか過去に原因があるかも。
【エレノア】社交界で会った女性。
【ケリー・ストウナー】ウィリアムが子どもの頃の家庭教師。厳格な先生だったのでウィリアムはちょっと苦手。18歳のとき結婚して20歳のとき寡婦となる。今は家庭教師業を引退している。
【スティーブンス】ジョーンズ家の執事。
【ダグ】ケリーの死んだ夫。
【ハキム】ウィリアムのインドの友人。王族。エマに求婚する。
【ミューディーズ】貸本屋
【リチャード・ジョーンズ】ウィリアムの父。「英国はひとつだが中にはふたつの国が在るのだよ すなわち上流階級以上とそうでないもの」
【ロバート】ウィリアムの友人。