よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

辛十四娘


青年が少女(十四娘)をみそめ、血縁の幽霊の援けも得て結婚した。

どうやら異界のものらしいが、気にしなかった。

あるとき、妻の助言に従わない付き合いをして冤罪で逮捕されるが、彼女に救われる。

それからまもなく、妻は代わりの女を置いて死んだ。

しかし、後に十四娘に会った者がいて、彼女はもう仙人になったということだった。

聊斎志異」第1巻P.46