よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

鞏仙


道士が王に合おうとしたが、追い払われた。

道士は術を使い尊敬を得た。

事情のある恋人たちに、袖の中で逢引も出産もさせてやった。

産の血で穢れた衣服を取っておくと、道士が死んだ後にもご利益があった。

その後、死んだと思われた道士に会った者が現れ、調べると棺は空だった。

聊斎志異」第1巻P.34