よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

蟲師(6)

蟲師(6)』漆原友紀講談社アフタヌーンKC(2005年)

  • 「天辺草」の話は好き。
  • 棚田の魅力を語る作者。

蟲に関する簡単なリストを下に置きます。


【阿】吽とともに行動し吽の作った「無音」を喰う。
【アキ】蟲につかれたらしい女。
【あこや】生き神。
【化野先生(あだしの)】ギンコから珍しいアイテムを買ってくれる医師。
【周/あまね】ある蟲師の娘。幻の蟲「眼福」を見た。
【綺/あや】兎澤綺。ウロの管理をしている女。
【五百歳(いおろい)しんら】最初の話の依頼人。左手で書いた文字がいのちをもつ体質。
【イサザ】ワタリの少年。
【イサナ】澪の母マナの「生みなおし」。
【緒/いと】綺の姉。ウロ穴に取り込まれた。
【産土/うぶすな】泥状の蟲。土地により固有。土の中にいるが地表に出ると煙状になる。
【生みなおし】「竜宮」と呼ばれる海淵で命を落とした者は全く同じ姿で生まれてくる。
【ウロ】蟲師たちに手紙を届ける蟲。
【五百歳廉子(れんず)】しんらの祖母。
【夢野間(いめののあわい)】予知夢を見させる蟲。
【吽(うん)=字違う】音を喰う蟲。蝸牛のようなかたちをしている。
【貝の歌】貝殻の中に棲む蟲。海になにか悪いことが起こる前兆。
【影魂/かげだま】記憶を食う蟲。
【カジ】さよの息子。
【狩房家】淡幽の家。
【狩房文庫】淡幽が代々記してきた蟲封じ指南書。
【キスケ】竹林から出られなくなった男。
【ギンコ】主人公の蟲師。蟲を呼ぶ体質なので一箇所に留まれず旅の蟲師をするしかない男。
【禁種】すべての生命を消そうとした蟲。淡幽の先祖が封じた。
クチナワ】ヌシを喰らいヌシに取って代わりその場所に安定をもたらす蟲。鐘のような鳴き声。
【雲喰み】雲のような蟲で空気中の水や氷を食い雪や霰にして降らす。
【光酒(こうき)】蟲の生命の元となるもの。酒のように飲むと馨しいらしい。
【虹蛇】虹のような蟲。
【虹郎/こうろう】虹の根元を探して旅する男。
【コダマ】ムジカの弟子。
【祭主】ある貧しい山村のリーダー的存在。農業の研究もしている。
【朔】ムジカの恋人。
【さよ】カジの母。おっとりした性格。最近物忘れが激しい。
【しげ】村娘。ある病の原因だと言われている。
【猩々髭/しょうじょうのひげ】光酒が好き。蟲師が講をおこなうときの案内とする。
【シロウ】行方不明になった妻のみちひを探して漁村にとどまっている男。
【ジン】予知夢を見る研ぎ師の男。
【スイ】光が当たると目が痛む娘。
【水蠱】液状の蟲。
【吸蜜糖】糖を食って酒とする蟲。光酒偽造の原料とされているが難しい。
【スズ】ミハルの姉。ギンコに惚れる?
【シマ】網元の娘。ミナと友達になりたい。
【セイジロ】吹のことを好いた坊ちゃん。
【セツ】キスケの妻。
【ゼン】ハナと駆け落ちしようとした男。今は八分になっている。
【妙】旅館の娘。トキの友人。
【沢/タク】山の管理をしている男の息子。イサザの友人。子供の頃のギンコと出会ったことがある。
【たがね】硯作りの職人をしていた女性。
【たま】淡幽に仕える老婆。
【旅をする沼】液状の蟲のなれの果て。
【淡幽】四代目「筆記者」。巫女さんのいでたちをしてる女性。蟲封じ指南書をしたためている。片足に禁種が封じられており動かない。ギンコはあまり蟲を殺さないので蟲封じの役には立たないが淡幽の好みには合った。ギンコに恋心を寄せているのかもしれない。アニメでは最も印象的なキャラの一人。
【テツ】しげのことを気にかける青年。
【天辺草/てんぺんぐさ】空のはるか高みに棲む蟲。
【ナガレモノ】自然現象に近い蟲。
【トキ】常雪蟲につかれた少年。妹を湖でなくした。
【トコヤミ】
【常雪蟲/とこゆきむし】これにとりつかれたら体温が低下し周辺はいつも雪が降っているように見える。
【ナギ】あこやのボーイフレンド。
【ナラズの実】光脈を封じ込めたものらしい。
【ニセカズラ】ある谷で生きているニセカズラは外に出ようとして生き物の死体を乗っ取る。
【ぬい】ある池のそばでひとりで暮らしている女。銀の髪と、失った片目。蟲を寄せる体質。ある少年を拾う。
【ビキ】スイの家の分家の息子。
【ハナ】ゼンと駆け落ちしようとしたが橋から落ち「谷戻り」になる。
【春まがい】空吹(うそぶき)という蟲は特殊な匂いを出して動植物の活動を促す。真冬に春のものが見られる。
【吹/ふき】子守の娘。
【腐酒/ふき】光酒の腐れたもの。これに冒されると掌に目玉のようなあざができる。
【ふたつめの瞼】瞼を閉じたあとにその中でさらに瞼を閉じると真の闇がある。
【間借り竹】竹林に寄生する蟲。
【マナコノヤミムシ】闇で繁殖する。まぶたの裏に住む。
【真火(まほ)】ある村の村長の孫。角が生えた。
【澪】海女。
【端歯/みずは】口中の変な場所にはえる歯。ある村で、これがはえてきた者は死ぬとされている。
【みちひ】船で行方不明になったままの
【ミナ】砂吉(さきち)という漁師の娘。
【ミハル】蟲の見える少年。
【蟲】なんかなし異形のいきものたち。
蟲師】蟲への対処をなりわいとしている人たち。その本当の役目は淡幽に自分たちの体験を聞かせ禁種を封じること。
【ムグラ】山の神経のような蟲。
【ムジカ】蟲師。ある地域の助言者として頼りにされていた。
【野錆/やさび】錆のような蟲。
【野萩/やはぎ】ある村の優秀な蟲師。まだ若い娘。
【山のヌシ】山の精気などの管理をする。ヒトがすることもある。
【雪団子蟲】雪玉を作って移動する。その雪玉が大きくなるとけっこう怖い。
【雪ならし】雪中の足跡に棲む蟲。たちまち足跡が消えるので猟師の敵。
【雪蟲】雪の中に紛れている蟲。
【ヨキ】蟲の見える少年。行商の旅の途中母親を事故で失う。
【妖質】蟲を見ることができるような能力で誰もが持つが発現するかはわからない。
【綿吐】身重の人の胎内に入り卵に寄生しヘドロ状の体で生まれ赤子の姿をした端末を人に育てさせて栄養を摂る。
【ワタヒコ】アキの子。生まれたときはモノのかたちをしていなかった。増殖していくワタヒコ。