よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

ステーションの奥の奥

★ ひそやかに謎つつみこみ古き駅少年少女が事件追ううち

東京駅が舞台。

主人公たちが泊まったステーションホテルに数泊したことがあります。
ちょっと感慨もあり。
ここでも描かれているように、こちらがのんびりホテル暮らししているその真横に見える通勤客たちのせわしなさがとても不思議な感覚でした。

それはともあれ、ミステリーランドのシリーズで予定されていたラインナップの中では山口雅也さんのを最も期待していたかもしれません。
このシリーズはそれなりに楽しめた場合でも、そこはかとなく物足りない感はつきまとい、それは今回の山口さんの作品でもやはりそうなのですけど、とりあえず楽しめたのもたしかです。少なくとも続編とか番外編とか読んでみたくもあります。

(2008年02月24日読了)