よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「癒しの葉」紫堂恭子

癒しの葉の8つの要素

  • ユーリグのキャラク
  • けっこうギャグ
  • アジンはパタリロ
  • 本当の自分とは?
  • 癒しの葉とは
  • エレメンタルとは
  • 聖地とは
  • クレアとユーリグの恋

副題は「はた迷惑な護衛たち」。

ファンタジィ・コミックス。

クロスの地にやってきた聖者の護衛のひとりとして派遣された軍人ユーリグ。
呉越同舟状態の中ユーリグはそれなりにおもろい生活を送っている。
聖者が持つと言われる「癒しの葉」とは何か。
各国の思惑が入り乱れる。
最初はまったく期待せず読み始めたのだけど読んでみるとかなり面白いです。

(2006年02月11日)


副題は「悩めるこりない人々」。

幻の木の落とした葉は人々それぞれに吸い込まれていった。
その意味するものは?
リュセルの母と足の不自由な弟来訪。
アジンの恋。
クロスのスラムを閉鎖しようとするグレン。
スラム地区の住人たちとの交流。

(2006年02月11日読了)


副題は「エレメンタル、上陸」

そしてついに影の民が来訪する。
セレス似の少女。
エレメンタルの矢に倒れるセレス。
セレスを(いつものことだけど)怒らせてしまうユーリグ。

(2006年02月11日読了)


副題は「刻まれた見えない傷」。

グレンが豪華な船中で会った男は?
おそらく前から聖者に刺客を送っているヤツだが、グレンが彼に聞いた話は?
クレア、アジン、リュセルのスラム再建計画は軌道に乗りつつある。
自分の気持ちに気づくクレアに鈍感なユーリグ。
旅に出る聖者ご一同。

(2006年02月11日読了)


副題は「信じる者は救われぬ?」。

真実をさがすユーリグ。
セレス誘拐さる。
ある決心をするクレア。
動き始める物語。
ギャグ薄し。

(2006年02月19日読了)


副題は「私に似ている魔物」。

皆の落書き帖と化すセレスの胸。
新たに刻まれた印は。
「たれぱ○だ」やアジンの似顔絵が刻まれる危機が来るのか。
聖者のもとに集まりはじめる主要キャラたち。
すべての事情を話すユーリグ。
感情と声を失ったクレアを復活させるのはもちろん…。
皆の助けを借りてエレメンタルに立ち向かうセレス。
その結末は。
すべてを見ていたオルフェやグレンの取る行動は?

(2006年03月19日読了)


副題は「夜明け前の深い闇」。

ユーリグを呼び出すオルフェ。
深まる彼の闇はすべてを危機に向かわせていく。
アビゴールとドミナトールの開戦が決まり別れていく仲間たち。
生まれて初めてクレアがする「おねだり」。
父王から明かされるユーリグの母の姿。
フィニと婚約するセレス。
開戦の儀の一対一の決闘に選ばれたユーリグとセレス。
感動の、ユーリグの宣言。
始まる決闘。

それから、後書きマンガを読むともう一度前の巻の最初の方を読みたくなることでしょう。

(2006年03月19日読了)


副題は「迷いながら行こう」。

完結。
決闘の結末は?
オルフェ王子の新たなたくらみは?
物語はどのように終わりを迎えるのか?
すべての登場人物に癒しはおとずれるのか?

(2006年03月19日読了)



癒しの葉に関する簡単なリストを下に置きます。

アジン・アクババ
フルゴール連邦のアクババ市長の息子。聖者の護衛の一人。がめつくてぽっちゃり。パタリロ・タイプ。ユーリグとはいい漫才コンビ。食事はいつもケーキ。どうやら作者の食生活がモデルらしい。
アビゴール連邦
ドミナトール王国の宿敵。神秘的で厳しい掟の下に剣と戦いに名誉をかける戦士たちの国。
アラストール
アビゴールの復讐の神。セレスは今その名前が姓だと言った。
アルバ
セレスの愛馬。たぶん白馬。
癒しの葉
なんかすごいらしい。
ウィンタード
ユーリグの愛馬。たぶん黒馬。
エバンジェリン
クロスのゲイのリーダー。
エクシア
ドミナトール王国の友好国。
Sさん
某漫画家のナイスバディなアシスタント。某漫画家はその水着を見たいと狙っている。さる賭けでアジンの色紙をゲットした。
オルフェ
ドミナトール王の第一王子。ユーリグの異母兄で顔はよく似ている。
影の民(エレメンタル)
フローンズ島の向うにいるとかいないとか。闇夜に帆のない船でやってきて取り憑くべき相手を探している。自分自身の暗黒面ということだろう。癒しの葉はその対極にある光の面ということになるのだろうか?
グリフォス
オルフェの側近かな?
クレア
聖者の住んでいる家を貸した者の娘。もしかしてゴドフリー総督の娘?本名クレメンティア・ダルシス。10歳くらいまで癒しの葉(の幻影)を出すことができた。
グレン
ローレン・グレン。クロスの若き副総督。折り目正しく自分の正義を信じている苛烈で現実的な戦士。いずれ敵にまわりそうな気もする。
クロス
中立都市。第二の聖地と呼ばれるが、夜になると危険な街でもある。
クロスの聖女
クロスの総督はその地を拓いた聖者の血をひいており女性には人を癒す力があり聖女とたたえられている。その称号を受け継ぐ儀が「クロスの聖女」の式典。
ゴドフリー
サナトールの友人。クロス総督。
サナトール
聖者。本名トゥハ・ガイ。主要4国がそれぞれ護衛をつけるVIP。聖地から禁断の「癒しの葉」を持ち出したらしい。さる人の語るところによると性格が悪くて腹を立てるとすぐ人をカエルやヘビにしてしまうがもーろくしているので二度と元には戻せないデンジャラスなじーさん。
失恋
≪失恋した時にはイイ方法があるぞ!!泣いてケーキ食って泣いてケーキ食う!生クリームで傷を埋めるのだ!!≫(byアジン)
水晶の柱
発光現象。空に水晶の柱が立つ。その下に聖地フローンズ島がある。
聖地
フローンズ島。人の内海と魔の外界の間に浮かぶ。
セレス・アルストール
アビゴール連邦国最大の州の族長の息子。聖者の護衛の一人。切れ味鋭い刃のような青年。いずれ仲間になるでしょう。本名はセレス・エレサール・オルヴィアらしい。
ドミナトール王国
ユーリグの国。名馬の産地。
フィリニオン・オルグ
セレスとそっくりなアビゴールの少女。セレスの一族と敵対していた一族の娘。どうやらセレスを敵と狙っているらしい。愛称フィニ。
フルゴール連合
商業都市。ふくよかさが富貴の象徴でやせている商売人は信用されないとアジンは言う。
ポッキーちゃん
Sさん去りし後、某漫画家のアシスタントになったスレンダーなFさんのニックネーム。明るく素直で仕事もていねいなかわいいお嬢さん。ときどき宇宙人。目をあけて食事しながら眠れるユーリグのような特技をもっているらしい。
本当の自分
人は本当の自分で生きている時はあんなふうにささくれ立ってはいないものだ(by聖者)
ユーリグ・グラディウス
主人公。ドミナトール王国の軍人。機械人形のユーリグとして知られている。けっこう感情表現は豊かだけど。美形で腕は立つがけっこうバカ。目をあけたまま眠れる薄気味悪い特技を持つ。聖者の護衛に任命される。
リュセル・オーリン
エクシアの内務大臣の息子。聖者の護衛の一人。まじめで物腰の柔らかな好青年。護衛の中では地味なキャラ。≪最近ちょっとアジンを見習ってるんだ≫いや、それは…やめた方がいいかも。