よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

W-ZERO3に関するかみ合わない会話

ぼくがちょいちょい行く喫茶店の女の子はよくしゃべる人で、いつもマンガ雑誌読みながらぼんやりしてるぼくにも時折声をかけてくる。喫茶店にコミュニケーションしにいってるわけじゃないんで、わりとぶっきらぼうにこたえるんだけどメゲずに今日も声をかけてきた。思いついたことがあって、ちょっとW-ZERO3のキーボードをぺこぺこ打っていたのを見ていたらしい。

「あれ新しい機種ですよね?」
「あ?うん、まあそうかな(あまりくわしくなさそうなこの子にまで知られてるなんてW-ZERO3は話題になってんのやな、と内心の声)」
「高かったんでしょ?」
「いやぁ…、まあそうかな」
「いくらくらいです?」
「うんっと、まあ、FOMAの新機種と同じくらいかな(FOMAの新機種がいくらくらいするのかまったく知らない)」
「いえいえ(そんなはずはないわ、と言いたげに)。いくらだったんです?」
「(聞くなよ、そんなことまで)えと、まあさんまんきゅうせんえん、くらいやったかな」
「はあ…、そうなんですか…(その子もFOMAの新機種がいくらくらいするのか知らなかったらしい。でも気を取り直して)。880円になります」
「お釣りはいらないよ(てなことを言うはずはない)」