よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「マジカルランド・シリーズ」ロバート・アスプリン著/水玉螢之丞・画

ドタバタ漫才ユーモアファンタジー
挿し絵がえらい!

(1998年08月12日読了)


宮廷魔術師になったスキーヴ。
大侵略軍を迎え撃つ。

(1998年08月22日読了)


タンダにさそわれ次元旅行。
前2作よりちょっと落ちる?

(1998年08月30日読了)


4巻目。

国王休暇のため、大いそがしのスキーヴ。

(1998年09月18日読了)


5巻目。

吸血鬼の次元に。

(1999年03月25日読了)


6巻目。

ひょんなことからドラゴンポーカーに大勝ちしてしまったスキーヴ。

ターニングポイント。

(1999年09月06日読了)


7巻目。

会社をはじめる。
面々から見たスキーヴを描く。

(2000年03月03日読了)


8巻目。

行方不明のオウズを探す旅。
それはスキーヴの自分探しでもあった。

(2000年03月22日読了)


9巻目。

スキーヴの不在中。
ヘムロック女王の野望阻止に暗躍する面々。

(2001年08月22日読了)


10巻目。

スキーヴに難題。
ヘムロックと結婚するか王になるか。

(2001年08月24日読了)


とりあえず11巻目。

彼らが帰ってきた。
わけじゃなかった。

(2002年10月21日読了)


12巻目。

しばらく続いていた一連のストーリーに決着。
ホッとしました。
マッシャの結婚式を描いた短編も。
どんな展開でも、水玉螢之丞さんの挿絵が楽しい。

(2004年10月13日読了)


バーニーの美人コンテスト。
グィドのカリスマ美容師対ショバ代取立て女たち。
オゥズとマッシャの「魔境の狩り」監視人対謎の賊。
どうやら次の巻に続きそうです。
また、あいかわらず水玉螢之丞さんの楽しいイラスト付きでうれしい。

また、今回はなぜかマジカルランドの用語集がついていてとってもお徳。
ぼくも読んだ本に関するリストを作ったりしているのだけど、今回はその必要もなさそう。

(2005年12月17日読了)

上に書いたようにこの巻には詳細な用語集がついています。
ぼくも読んだ本に関するリストを作ったりしているのだけど、マジカルランドではその必要もなさそう。
と思いつつまだ未完成バージョンだけど下につけときます。
でも、どうしても本の中の用語集に引きずられちゃうなあ。


天冴鬼(パーヴェクト)の女性実業家集団《十人組》は破産状態の次元を立て直すために日夜奮闘しているのだけど、悪の大魔法使い《偉大なるスキーヴ》の理不尽で執拗かつ悪質な妨害に青息吐息四苦八苦。

久しぶりにスキーヴがきっちり活躍するお話はいつもの3冊分くらいある分量でたっぷりと。

(2006年05月02日読了)


※「マジカルランド」に関する簡単なリストを下に


マジカルなリストを下に置きます。


※ ネタバレあり。レギュラーたちには「アニメにするなら声優は…」と、声を想像してみました。「大魔術師対10人の女怪」から作り始め、かなり忘れていたから「今日も元気に魔法三昧」巻末の用語集を参考にしました。

アヤックス
弓の名人だが寄る年並には勝てず…。汚名返上はできるのか?
イッシュトヴァン
悪の魔法使い。ガルキンを暗殺した。
忌鬼(インプ)
インパー次元の住人。
吸血鬼(ヴァンパイア)
遊び人たち。
ヴィク
吸血鬼の青年。いろいろやっかいごとを持ち込んでくるがスキーヴにとっては憎めない友人。アニメにするなら声優は子安武人さんで出番を増やしたいところ。
ウー次元
肥沃な農耕国。他の次元のことなど知らないまま平和に暮らしていたが疑うことを知らない性格からとんでもない災難?に巻き込まれスキーヴに泣きつく。住民は羊に似ており従順で手先が器用だがとんでもない浪費家で目を離すと役にたたないものばかり買ってくる。「平均的」という言葉が賛辞になるユニークな次元。はっきり言ってスキーヴは彼らのことをもっと充分知ってから行動を起こすべきだったのだが、それでは物語が始まらないもんね。
ヴェルゲッタ
〈十人組〉のメンバー。おそらく最年長でリーダー的存在か。
ヴェルダ・スカラーロフ
ロンコの放送局の女性。
ウェンズレイ
ウー次元ペアレイ国の行政官。
ウシデアル伯爵
ウマデハナイ。吸血鬼だが血を吸わないのでうとましがられていた。
ロドリック五世
ポッシルトゥムの王だった。
オゥズ
天冴鬼(パーヴェクト)。魔法を使えなくなっているがスキーヴの魔法の師匠になってあれやこれや。アニメにするなら声優は森山周一郎さん。
オシュリーン
〈十人組〉のメンバー。長年の経験から「偶然」を信じなくなっているらしい。
おとぎ眼鏡
〈十人組〉が考案した世界征服用アイテム、とスキーヴは思い込んだらしい。これさえあればほかの娯楽はいらないというほどの決定的アイテム。
カゥタゥ
とんでもない辺境の次元。次元の孤島(カゥタウ?)。
ガス
ガーゴイル。〈黄色い三日月〉亭という食堂の主人。
カッサンドラ
ヴィクがスキーヴに紹介した吸血鬼の美少女。らしいが、忘れてるなあ。
カルヴァン
瓶の中の魔神。けっこう律儀な人。
ガルキン
物語開始時にはスキーヴの魔法の師匠にしてオゥズの友人。しかし…。
ギーク
悪口魔(デイヴィール)の賭の胴元。
〈黄色い三日月〉亭
ガスの経営する食堂で最初の頃はスキーヴたちのたまり場だった。
ギャオン
スキーヴの愛ドラゴン。まだ子供で気まぐれだけど何か特別なドラゴンらしいところもチラホラ。アニメにするなら声優は山口勝平さん。
クィグリー
魔狩人(デーモン・ハンター)。イッシュトヴァン戦の仲間で後に魔術師になった。トガリキャップをくれた。
グィド
その筋の構成員だったこわもてのお兄さんだがスキーヴの仲間に。軍隊経験もあるようだ。アニメにするなら声優は藤原啓治さん。
クラー
人間の世界。要するに我々。スキーヴもそう。住人は汎人(クラード)と呼ばれる。
グリンブル,J.R.
ポッシルトゥム王国の宰相。経営に苦労。
ロリアンマージョリー王女
ブレークスピアの次元の王女。通称グロリア。マッシャの友人。
ケイトリン
〈十人組〉のメンバー。いちばん小柄(まだ少女か)。コンピュータが得意。
コンピュータ
小朋鬼(コボルド)の使うコンピュータには意志がある。彼らを使うことは一生絆を保つことを覚悟する必要がある。
次元跳躍器
他の次元にお手軽に行くための道具。コンパクトで簡単操作。
小朋鬼(コボルド
情報処理関係の魔術が得意。全員数学者?彼らにとってはドラゴン・ポーカーですら簡単すぎる。
妖魔(シフター)
何にでも変身できる魔物。
ジャーク次元
住人は偏人(ジャーク)。スキーヴなど汎人(クラード)とほぼ同じ種族だが太っているか痩せているか両極端。対立する二つの都市の間で年に一度「大一番」と呼ばれる球技が行われ勝ったら翌年の首都はウチのもの。
シャリラー
〈十人組〉のメンバー。夜遊びに忙しいらしい。
十人組
天冴鬼(パーヴェクト)の女性実業家集団。邑人(ウーズ)次元を実質的支配している?
術力線
一般人にはよくわからないが魔力の川のようなものがあってそこに流れる魔力をうまく引っ張って利用すると楽に魔術を使えるらしい。元がたいしたことのない魔術師のスキーヴにとっては必需品?
ジュリー御大
最強の軍の指揮官で借金返済のためポッシルトゥムを攻めてきたがスキーヴの抵抗に苦戦、停戦協定をむすぶ。なんやかやとあって現在はそのポッシルトゥムにいる。アニメにするなら声優は田中信夫さん。
女帝
オゥズの母。
スキーヴ
ペーペーの魔術師の弟子だったのにいつの間にか「偉大なるスキーヴ」とか「魔術師の王」とか呼ばれるように。実際は魔力よりも、人好きのする性格と、頭の回転の速さと口のうまさと運の良さで勝負。アニメにするなら声優は石田彰さんかほしそういちろうさん。
スキャマローニ
裕福な散財魔(スキヤミー)の次元。無駄遣いと他人の言うことを信じやすい気質が特徴。住人は鼻が大きくて嗅覚が優れており街には芳香が漂っている。水玉さんは虫っぽい感じに描いている。魔法は使えるがなぜか術力無効化システムを持っているやっかいな次元でもある。
スパイダー
グィドとヌンジオのお仕事中に部下になった娘。現在はプーキーと行動をともにしているらしい。
スマイリー軍曹
グィドとヌンジオが任務中に出会ったポッシルトゥム軍の軍人。記憶にない。
ゾル・イクティ
小朋鬼(コボルド)。数学者。自己啓発の本をたくさん出している人気ライター。圧倒的な人望の持ち主。バニー憧れの人物。準レギュラーくらいにはなれる可能性もあり。
タンダ
色情魔(トロロップ)。チャムリイの妹。本名タンナンダ。完璧なプロポーションと美貌を持つ色っぽいネーチャンだがその実体は過激な殺し屋。スキーヴにとっては信頼できる姉のような存在。アニメにするなら声優は三石琴乃さん。
チャムリイ
精魔(トロル)。タンダの兄。誰もが恐れる巨体と怪物的な容貌とは裏腹の知的で穏やかで考え深い性格(種族的な特徴でもある)。もっとも信頼できる仲間かもしれない。アニメにするなら声優は意外なところで置鮎龍太郎さんに。郷里大輔さんにするのが普通でしょうが。
ディーヴァ
見える限り市場が続く次元。手に入らないものはない。生き馬の目を抜く。
悪口魔(デイヴィール)
ディーヴァ次元の民。油断できないこすっからい商人たち。"
テノビア
〈十人組〉のメンバー。
ガリキャップ
魔狩人(デーモン・ハンター)のクィグリーがくれた戦闘用ドラゴンだが今はギャオンの遊び相手。
ドラゴンポーカー
めちゃくちゃルールが複雑なカードゲーム。元のルールはそうでもないのだが、金曜日にはどうとか、雨が降ったらどうとかそんな外的状況による補足ルールがいっぱい。
ドロネバ
天冴鬼の食物らしい。丼もの?触手がうねうね伸びてくるらしい。
トロリア
タンダとチャムリイの故郷の次元。女は色情魔(トロロップ)で男は精魔(トロル)。両者の姿は同種族とは思えないほど違う。
トロロップ
色情魔。トロリアの女性。色っぽいお姉さん。このシリーズのレギュラーのタンダがこれ。
ドン・ブルース
クラー次元最大の犯罪組織のボス。ディーヴァの市場にまで手を出そうとした。スキーヴに目をかけている。
ニキ
〈十人組〉のメンバー。魔法関係のことを信用しておらず科学技術を信奉している(自身は魔術を使うこともできるようだ)。
ヌンジオ
ドン・ブルースのところではグィドの相棒だった。ギャオンを巧く扱える唯一の存在(スキーヴを除く)。
ネディラ
〈十人組〉のメンバー。
バイティナ
バニーが選んだ小さなコンピュータ。子犬のようにかわいい。女の子だそうだ。
天冴鬼(パーヴェクト)
緑色の鱗でおおわれとがった耳と黄色い瞳と牙がチャームポイントの魔物。性格の悪さではあらゆる次元でも有数。魔術は使えるわ腕力もおそろしく強いわで、多くの次元で恐れられている。悪口はぜったい危機逃さない地獄耳も備えている。天邪鬼と呼ばれると怒る。副主人公格のオゥズや〈十人組〉などがこの種族。
パーヴ魔法学院
オゥズの母校にして現在スキーヴが通信教育受講中の有名校。
バダックス,ヒュー
ポッシルトゥム軍の最高司令官。いろいろあってマッシャと結婚。
バニー
ドン・ブルースの娘。スキーヴを籠絡させる情婦候補としてスキーヴの元に送り込まれた。色っぽくアホっぽい外見とは裏腹に経営学などを学んだ才媛。深く関わっていくうちにいつしかもっとも信頼できる仲間の一人に。現在のところスキーヴの嫁候補一番手ではなかろうか?アニメにするなら声優は(未定)。
パルディン
〈十人組〉のメンバー。営業活動が得意。かつてトンデモ=トムキンズ社に1世紀勤め12年連続でダマー・シーマ賞に輝いた。
プーキー
天冴鬼(パーヴェクト)の女性。スキーヴの雇った凄腕の護衛。じつはオゥズの従妹だった。その後仲間になった、ということかなあ?
フランプル
悪口魔(デイヴィール)の商人。どんなヤツやっけ?
ブレークスピア
住人は槍折人(ブレークスピアラ)でかつてはドラゴンたちに自分たちの王女を追わせるという生死をかけた「魔境の狩り」と呼ばれる追跡ゲームをしていたが今は多少穏便になっている。かなりリッチな次元らしく、このゲームの勝者にはとってもいい賞品が出るらしい。
ブロックハースト
イッシュトヴァンの殺し屋だったが後に協力することもあった。
ヘムロック女王
スキーヴのいる城に輿入れしてきた人。美人だが利に聡い。手段を選ばない人でスキーヴと結婚すると言い出したことも。アニメにするなら声優は島津冴子さん。
ポッシルトゥム王国
スキーヴが肩入れすることになりさらには宮廷付魔術師にまでなってしまった国。
マーキー
一時スキーヴが保護していた少女。実は…。仲間にしてやって欲しいキャラクタ。ということでアニメにするなら声優はかないみかさん。
魔界
M.Y.T.Hの裏口から行けるヤバい場所。闇のモンスターがいっぱい。
マッシャ
魔女。おそろしく太っているその肉の質量に誰もが圧倒される。自身の持つ魔力はたいしたことないが各種魔具で身を固め補って余りある。アニメにするなら声優は渡辺久美子さん。
魔物
他の次元から来た者のこと。人間も他の次元へいけば魔物。
M.Y.T.H株式会社
スキーヴが仲間たちと立ち上げた会社でよろずなんでも引き受けます的業務をこなした。ディーヴァにある。現在スキーヴは社長職から離れている。
モニショーネ
〈十人組〉のメンバー。魔術の才能あり。
ルーアナ
〈十人組〉のメンバー。
ルアンナ
スキーヴが好きだった女性だがいつも利用されてばかりだった。最近は登場していない。
ロンコ
「どこでも通信」が実用にされたばかりの科学技術を持つ次元。新奇な装置に目がない。1960年代の日本くらいの感じでしょうか。住人は冗可人(ロンコン)。汎人(クラード)と似た外見だがだいぶ小さい。



簡単な全巻一覧

  1. 「マジカルランド(1)お師匠さまは魔物!」【ドタバタ漫才ユーモアファンタジー。挿し絵がえらい!(了1998年08月12日)】
  2. 「マジカルランド(2)進め、見習い魔術師!」【宮廷魔術師になったスキーヴ。大侵略軍を迎え撃つ。(了1998年08月22日)】
  3. 「マジカルランド(3)盗品つき魔法旅行!」【タンダにさそわれ次元旅行。前2作よりちょっと落ちる?(了1998年08月30日)】
  4. 「マジカルランド(4)宮廷魔術師は大忙し!」【国王休暇のため、大いそがしのスキーヴ。(了1998年09月18日)】
  5. 「マジカルランド(5)大魔術師も楽じゃない!」【吸血鬼の次元に。(了1999年03月25日)】
  6. 「マジカルランド(6)魔法無用の大博奕!」【ひょんなことからドラゴンポーカーに大勝ちしてしまったスキーヴ。ターニングポイント。(了1999年09月06日)】
  7. 「マジカルランド(7)こちら魔法探偵社!」【会社をはじめる。面々から見たスキーヴを描く。(了2000年03月03日)】
  8. 「マジカルランド(8)魔物をたずねて超次元!」【行方不明のオウズを探す旅。自分探しでもある。(了2000年03月22日)】
  9. 「マジカルランド(9)魔法探偵、総員出動!」【スキーヴの不在中。ヘムロック女王の野望阻止に暗躍する面々。(了2001年08月22日)】
  10. 「マジカルランド(10)大魔術師、故郷に帰る!」【スキーヴに難題。ヘムロックと結婚するか王になるか。(了2001年08月24日)】
  11. 「マジカルランド(11)魔法の地図はいわくつき!」【彼らが帰ってきた。わけじゃなかった。(了2002年10月21日)】
  12. 「マジカルランド(12)魔法探偵社よ、永遠に!」【久々本編。矢で射られたギャオンはどうなった?反乱分子が出没。(了2004年)】
  13. 「マジカルランド(13)今日も元気に魔法三昧!」【バーニーの美人コンテストとグィドのカリスマ美容師とオゥズ&マッシャの「魔境の狩り」いずれも敵は女。(了2005年12月15日)】
  14. 「マジカルランド(14)大魔術師対10人の女怪!」【天冴鬼の女性実業家集団は悪の大魔法使いの妨害に四苦八苦。(了2006年05月02日)】