「文藝ガーリッシュ」
中日新聞(東京新聞、北陸中日新聞も)の「文藝ガーリッシュ〜お嬢さんの本箱〜」という千野帽子さんの連載がとても楽しいです。純文学の大家たちの作品がとてもステキな少女小説に見えてきます。まあ、実際読み物としておもしろいわけですが。大半はぼくも読んでいるので、ああ、こういう眼で見ていたらもっと楽しめたかもしれない、という発見がいっぱい。やっぱりちょっとかまえて読んでいましたね。
作家名のラインナップとして福永武彦さんや三島由紀夫さんなんかはいかにも、といった感じですが、武田泰淳さんなんかは意外かも。
今年いっぱいの連載のようですが、もっと続けて欲しい。
下はたぶん千野帽子さんのページ。
http://www.bungakushojo.com/00/pukiwiki.php
ついでなので、ちょっとリストを。
- 原田康子「サビタの記憶」
- (ここ一回読み忘れてるようです)
- 幸田文「草の花」
- 福永武彦「鏡の中の少女」
- 久坂葉子「灰色の記憶」
- 佐々木邦「少女百面相」
- 小泉喜美子「ダイナマイト円舞曲」
- 武田泰淳「貴族の階段」
- 犬養道子「花々と星々と」
- 井亀あおい「無題」(という題ではなく本当に無題らしい)
- 久世光彦「謎の母」
- 津島佑子「燃える風」
あ、スミマセン、時間がなくなったので残りは後日追加します。