「探偵小説 百器徒然袋(2)風」京極夏彦

下僕たちが巻き込まれた事件を破壊する探偵榎木津礼二郎のバカがうつる中編3本。
あんた旗本退屈男早乙女主水之介に似てるわ。

(2005年12月12日読了)

はてな年間100冊読書クラブ

「百器徒然袋」に関する簡単なリストを下に。


【青木】こけしのような頭の刑事。
【今川雅澄】骨董屋「待古庵」の主人。口元のしまりがないのと顎がほとんどないのを除けば男前らしい。ていねいな言葉遣いをする。
榎木津礼二郎】天下無敵の薔薇十字探偵。って、なんじゃいな?推理もへったくれもなく「いきなりわかってしまう」人。京極堂の友人。超美形でガタイもいいし、強い!!ほぼ無敵。父親は元華族で大財閥の主。
【梶野美津子】地味な娘というか29歳の女性。旧家の下女。
【神無月鏡太郎】霊感探偵。派手で品がなくて滑稽でパチもん臭い。
木場修太郎】こわもての刑事。京極堂や関口の学友だった(だっけ?)。京極堂や榎木津にほぼ対等と認められているのだからかなりすごい人なのだ。
京極堂】→中禅寺秋彦
豪徳寺】世田谷の寺で招き猫発祥の地で井伊家の菩提寺でもあるらしく格闘一族は関係がない。
【五徳猫】7つの徳のうち2つを忘れているらしい。
【近藤有嶽/こんどう・ゆうがく】紙芝居の絵を描くことをなりわいとしている男でいかつい髭男。子供が泣き出すようなおどろおどろしい絵しか描きたくない。他人の年齢を値踏みするのが得意。本島の友人。
【里村】元気な人でも解剖したがる医師。
【関口】情けなさが異常なまでに高まっているある意味すごい人。一応作家で世間的には「先生」と呼ばれているところが恐ろしい。京極堂の学友(だっけ?)《歩いてるとこ見ただけで、駄目だなあと思うでしょうに。何だか攻撃しなきゃ悪いような気になる》by益田(百器徒然草風p.249)この話では残念ながら出てこない。
【多々良】全国を行脚して民話や伝説を蒐集している。主役の話も持っている。
【探偵】愉快なことならなにをしてもいいらしい。変装したりすんのも趣味でやってるということで。職業ではなくて称号らしい。
中禅寺秋彦】古本屋にして祓い師(家業が神主でで副業が憑き物落としの拝み屋)。博覧強記のクールな男。榎木津の対等な友人。百鬼夜行シリーズでは主役(というか探偵役)。弁が立ちすぎて《まるで怪しい魔術のようである。》《いつも死ぬ程機嫌が悪そうな顔をしている。》(by本島 百器徒然袋 風p.81)
【徳】儒教では「温、良、恭、倹、譲」を五徳とする。武門では「暴を禁じ、兵をおさめ、大を保ち、功を定め、民を安んじ、財を豊かにする」を七徳とする。また徳とは「生まれつきそなわっている」という意味らしい。(by京極堂 百器徒然草 風p.167)
【奈美木セツ】気の強い娘。二十歳前。通いの家政婦。誰もが中華そばのどんぶりの模様の童子を想起するらしい。京極堂と知らない仲ではないらしいがどっかで出たっけ?
【沼上】アノ多々良大先生の助手ということになるか。
【猫】猫肉は陸河豚と呼ばれて美味らしい。
【羽田隆三】羽田製鉄の顧問で関西弁の助平そうな爺さんらしい。どっかの話に出てたみたいやけどどれやったっけ?鉄鼠あたり?
【益田龍一】薔薇十字探偵事務所の助手。軽薄だが元刑事。「マスカマ」と呼ばれている。
【招き猫】右手を上げていれば福を招き左手を上げていると人を招くのだとか。
【本島】とある探偵の手下にして(本人は否定)、電気工事会社の図面描き。巻き込まれて被害を受けるタイプ。自ら小物とか雑魚とか三下とか小人物とか鈍感とか凡庸とか常識人とか思っている。会社を休んでまで警察に自分にとって不利な証言ををしにいく。京極堂の周辺にいる中で関口の次に弱そう(by益田)。
【安和寅吉】薔薇十字探偵事務所の秘書兼給仕でそれなりに堅実なタイプ。「かずとら」と呼ばれている。