よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

泣く壁

壁を自由に通り抜けられるようになった男は好き放題やっていたが不意に能力を失い壁に閉じ込められたまま嘆き苦しんでいる。(マルセル・エイメ『壁抜け男』より)