よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

蛇の目傘

けさ「めざましTV」で都会に咲く蛇の目傘たちの話をしていた。ふと思い出した。M先生の別荘では玄関にいつも数本の蛇の目傘が待っていた。軽井沢には夕方ごろ必ずのようにざあっと雨が降る。「だから、お客さんに貸してあげるんだよ」とおっしゃっていた。暗くなりかけた避暑地にしずかな通り雨、蛇の目傘かかげてゆるゆる歩いていく作家たちだなんて、なんだか決まりすぎてへん?腹立つワ。