よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

七人の魔法使いのリスト

※ すみませんbk1へのトラックバックもうひとつ作っているBLOGとうっかり重複してやってしまいました。同じ内容です。

【アースキン】七人の魔法使いのひとり。兄弟の6番目。下水担当。くさいらしい。
【アーチャー】七人の魔法使いのひとり。兄弟の一番上。電気やガス担当。青い目。機械が好き。フィフィはアーチャーに恋をした?善人に見えるし、正直な男だが、聞かれないのに告白したりはしない。何かをやっていないとはっきり否定しなかったらやっていると見て間違いないらしい。
【粗筋】ある日ゴロツキがやってきた。作家の父さんが3ヶ月おきに渡していたタワゴト2000語が届いていないと取り立てに。行方不明の2000語はどこに?その用途は?そしてわけのわからないうちに、町を支配している七人の身勝手な魔法使いによる2000語争奪戦が始まる。
【イヤがらせ】七人の魔法使いは例外なくえらそうで、傲慢で、自己中心的だ。言うことを聞かせるためならどんな子どもっぽいイヤがらせだってやるイカしたやつらだ。
【ヴェンチュラス】七人の魔法使いのひとり。兄弟の末っ子。教育を取り仕切っている。頭がいい。未来に住んでいる。アーチャーを神のように尊敬しているという説もあり。
【カトリオーナ・サイクス】ハワードの母さん。いろいろな学校へ行って音楽の指導をしているらしい。一家の家計を支えている。
【クエンティン・サイクス】ハワードの父。作家。専門学校で教えたりもしている。依怙地な男。彼のタワゴト2000語分が届いていないとゴロツキは取り立てに来た。何の役にたっているのだろう?土曜の朝の8時にこの人を起こすのは危険な作業。自分が快適である限りなりゆきにまかせる。「私は一生、『乗客』で通すつもりだ」
【このお話】ジョーンズさんらしさがふんだんに出ている。性格の悪い連中がこれでもかというくらい登場。身勝手な行動を取っている。珍しくキャラの弱い主人公ハワードくんは右往左往。
【ゴロツキ】突然下宿にやってきて場所をふさいだ巨大な男。巨大なブーツと長い脚。頭は小さくて金髪でばかみたいな顔。アーチャーのとこから来たらしい。こいつを怒らせることができた者はいないらしい。
佐竹美保ダイアナ・ウィン・ジョーンズといえば佐竹美保さんのイラスト。たのしくて端正で、豊かな感じ。好きです。
【シャイン】七人の魔法使いのひとり。兄弟の2番目。黒い革の服を着たでっぷり太った女。犯罪担当。「ディリアンほど汚い手は使わない。トーキルみたいに目立ちたがり。人を撃つのが好き」(byゴロツキp.155)なんでもアーチャーのせいにする。ハワードとスサマジーは当初けっこう気に入る。
【スサマジー】ハワードのタチのわるい妹。すさまじい叫び声をあげるのでこんなあだ名に。本名はアンシア。人にカレー入りのお茶を出すのがすき。父さんが怒るのを見るのが大好き。「私は、したいようにするもん」(p.61)「今日はおもしろかったね。私、まずいことが起こるのって大好き」(p.147)「私を置いていっちゃだめ」(p.201)もっともダイアナ・ウィン・ジョーンズらしいキャラかもね。
【スランプ】そもそも父さんがスランプを脱出法としてデタラメなお話2000語分を3ヶ月おきにマウントジョイさんに送るという約束をしたことから始まったみたい。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ】英国の至宝と呼ばれることもあるファンタジイ作家。クレストマンシー・シリーズ、私が幽霊だったとき、九年目の魔法など著書多数。ハウル以来たくさん訳されて、それは嬉しいのだけど…
【タイプライター】父さんの商売道具で、2000語を打ち出すための道具でもある。電気も何にも使われてない旧世代の味わい深い機械。裏表紙の絵では赤色。オリベッティ
【ディリアン】七人の魔法使いのひとり。兄弟の3番目。美女(かもしれない)。法と秩序を受け持っているらしい。
【トーキル】七人の魔法使いのひとり。兄弟の5番目。音楽・スポーツ、お店など担当。アラジンのような格好で初登場する。
【ナイフ】ゴロツキのナイフは手から離さないままで投げることができるし、陶製のカップだって削れる。しかも削った上に釉薬までかかっている。
【仲】魔法使いたちの関係。ディリアン+トーキル、アーチャー+アースキン、
【七人の魔法使い】どうやら町を影で支配している連中らしい。アーチャー、ディリアン、ヴェンチュラス、トーキル、アースキン、ハサウェイ、シャイン。兄弟らしい。父さんの原稿のなんらかの効果でこの町から離れられなくなっているようだ。
【2000語】父さんがグにもつかないしょーもないタワゴト2000語分を3ヶ月おきに渡さないと電気やガスを止められてしまう。このせいで魔法使いたちはこの町から出ることができなくなっているらしい。なんのために、誰がそれを欲しているのか?
【野口絵美】訳者。
【ハインド】不良グループのリーダー。赤毛。誰かの命令で動いているようだがアーチャーの差し金のようにカモフラージュしている。まあ、シャインの手先でしょう。
【ハサウェイ】七人の魔法使いのひとり。兄弟の4番目。緑の目に金髪。世捨て人。過去に住んでいる。兄弟たちを憎んでいるらしい。気持ちのよい家に住んでいる。ハワードはその家を好きになった。ブライト館長の息子ではない。
【ハワード】主人公の少年。宇宙船の設計をするのが趣味。背が高い。このお話に出てくる中ではもっともふつうの部類の性格なので苦労する。
【ピーナッツバターサンドイッチ】サイクス家の標準食。
【フィフィ】専門学校の女学生。ハワードの父さんの教え子でかつ下宿人。おやつを用意してくれる。アーチャーのことを好きになる。ゴロツキはフィフィのことが好きになったみたいだ。
【浮浪者のコート】父さんお気に入りのステキな布のかたまりだ。ハワードの物心ついてからずっとうちにある。家族みんなの嫌われもの。骨董的価値はないらしい。防御力もアップしない。みすぼらしい気分になりたいとき最適のアイテム。
【マウントジョイ】父さんが2000語を渡す相手らしい。それが最後にはアーチャーのとこに届くらしい。お役人のようだ。ピアノを弾くのが趣味。