よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「宇宙叙事詩」光瀬龍・文/萩尾望都・画

これは名作です。

宇宙で生をいとなむ者たちを淡々と描く絵物語。どことなく滅びのイメージをただよわせる文章に萩尾望都さんが美しい絵を添えています。
長大な歴史の重さは、ブラッドベリさんの「火星年代記」や星野之宣さんの「2001夜物語」を思わせます。

買ったっきり長いことほったらかしにしてたのはもったいなかったです。
続けて下巻も読みましょう。ただし、
眠る前の数分に少しずつ。

(2004年10月27日)