よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

イズァローン伝説(2)◆竹宮恵子◆小学館◆1010円◆369頁◆1989年07月10日発行

ティオキアと同じ血筋の娘フレイアと政略結婚するシド・ルキシュ。偶然、彼女はシド・ルキシュが一目惚れした娘だった。
政略結婚に反発し、妻としてはシドを拒否しつつ、同盟者として協力を惜しまないフレイア。その不思議な能力のおかげで強国となっていくイズァローン。

一方、魔を放つことになってしまったティオキアはそれらが世界を浸食するのを防ぐため古代の道しるべを追い求める。ユーディカもようやく合流。
ティオキアは防ぐ者になるのか、はたまた魔王になるのか。

《手にするものが運命なら 善し悪しは選べない すべてこの身に 受けることだ》(p.24)

ティオキアとフレイアの運命は交わるのか。

評価「▽」。