よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

「風神秘抄」萩原規子

源氏の一党として戦った草十郎は一種の超能力者で、鳥の王さまカラスの鳥彦王と会話できその修行につきあい、異界との扉を開くことができる舞姫糸世と出会い笛の力で世の運命を変えるが…。
特別な力を持つ笛と舞の少年少女の恋が成就するのか悲恋に終わるのかあやふやなのでハラハラさせられる。
なかなかに魅力的なキャラクタたちが使い捨てられるように登場しては次々に消えていくのは草十郎が移動している者であり鳥であり風の眷属だからだ。

★4つでもいいのだけど、コレといったところがないので、とりあえず3つ。

(2005年12月20日読了)


「風神秘抄」に関する簡単なリストを下に

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