よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

2009-08-02から1日間の記事一覧

首の飛ぶ女

将軍のやとった女は夜中に眠ると、耳を翼にして、首だけが飛んで外出する。 身体に戻ることができないと、死んでしまいそうになる。 クビ!にしたが、よくよく聞いてみると、落頭民という人種の特徴で、化け物ではなかった。 「中国怪奇小説集」P.22

羅刹海市

金持ちで美形で頭脳明晰、歌や舞が好きな青年が大羅刹国に流れ着く。 そこは顔の美醜が逆転した国。青年は醜い者になった。 あるとき海に立つと言われる市に行って、竜王の息子と出会う。 で、竜王の姫と結婚する。 3年たち、青年は故郷に帰る。 後に赤ん坊…

宅妖

いろいろ怪しいことの多い家があった。 あるとき大勢の小人たちがやってきて、どうやら葬式をしているらしい。 それを見た男が騒いで他の者がやってくると消えていた。 「聊斎志異」第1巻P.6