よはくのてちょう

手帖の余白に書くようなことを

2009-01-20から1日間の記事一覧

夜にならないと…

夜にならないと遊ぶ気になれないのは血管に流れている夜のせいだ。

エーリッヒ・ケストナー「人生処方詩集」の項目一覧

「人生処方詩集」は悩んだり苦しんだりする人生の各シーンで、こういう症状ならこの詩を読みなさいよ、と処方してくれるちょっぴり苦いお薬なのですが、「どんな場合に」というのにどんなのがあったかネットで調べたのですが、すぐ検索はできなかったので、…

得る

あなたが得たと感じたものはもともとあなたの財産だったものです。だからあなたは得なかったともいえます。あなたが得たと感じたとき同時になにかがあなたから喪われています。得るということは喪うということと同義でもあるのです。逆に言うと喪うというこ…

うつろ

うつろをからだに入れることでうつろはぼくに棲みつく。そのかなしみのためにならからだをこわすていどはいとわない。

存在の理想の形態。

アニミズム

信仰ではなく姿勢。タビビトとしての態度。タビビトもまた精霊の一種なのだから。